人気ブログランキング | 話題のタグを見る

インドの歯磨き


インドではニームの枝を用いて歯磨きをしている光景をよく目にします。

ヒンドゥー教の大聖地ヴァラナシでは、ガンガーで沐浴を終えたおじちゃんたちが、ガンガーのほとりでニームの枝をガジガジと噛んでいました。

インドの歯磨き ニームの枝_a0396684_00200107.jpg

道端では、ニームの枝が15ルピーで売られています。
インドの歯磨き ニームの枝_a0396684_14340593.jpg
インドの歯磨き ニームの枝_a0396684_23584961.jpg

アーユルヴェーダに基づいて作られた歯磨き粉にはよくニームが使われています。

ニームには強い抗炎症作用があり、虫歯予防や歯肉炎、歯周病に大変効果が高いのだそう。


折角なので、

僕も実際にニームの枝で歯磨きをしてみました。

インドの歯磨き ニームの枝_a0396684_01423648.jpg

結構渋みと苦味があるけど、

思っていたよりも柔らかく、すぐにほぐれていきました。

いかにも抗菌作用が強そうな味。

終えた後は意外にもスッキリ爽やかでした。

噛んで出た唾液は飲み込まずに吐き出し、

最後に水で口を漱ぎます。

噛んでいくと枝先がほぐれて歯ブラシのようになるので、そしたら普段の歯磨きの感覚で歯をゴシゴシとしました。


インド人は毎日スパイスたっぷりのカレーを食べ、ニームの枝で歯を磨く。

虫歯のなりようがありませんね笑



では、いつ頃からニームの枝は使われていたのでしょうか。

なんとその起源は、紀元前500年頃の仏陀の時代にまで遡るそうです。


そもそもインドの歯磨きの習慣自体、仏陀が広めたのだとか。

修行の最中に、弟子の口がとても臭いことが気になった仏陀が、戒律のひとつとして口の中をきれいにすることを弟子に指導したのです。

その後、日本へも仏教伝来とともに歯磨きの習慣が伝わっていきました。


2500年という長い年月を経た今も変わらず、ニームの枝歯磨きが用いられていること。

古来の知恵を現代もそのまま受け継いでいる姿に、さすがインドだなあと感心しました。


インドの歯磨き ニームの枝_a0396684_01434916.jpg



# by iafdental_z18 | 2020-02-23 15:00

歯にいいお菓子とカルダモンティー_a0396684_00132009.jpg


̣̇Raw Sweets Beauty Balḷ̇

ロースイーツ(ブリスボール)は、ナッツやドライフルーツなどのスーパーフードを火を通さずに作るので、素材の良さをダイレクトに届け味わうことができます。

甘味は砂糖を使わずデーツ(ナツメヤシ)の自然の甘みのみ。

ココナッツファインをふんだんに使い、歯にいいカルダモンとシナモンを入れた、体が喜ぶビューティーボールです。


「ブリスボール」とは、No Suger No Gluten No Additives (砂糖、小麦、添加物不使用)をコンセプトとした、オーストラリア発祥の自然素材を原料に作られるボール状のお菓子。




̣̇カルダモンブラックティー̣̇

去年北インドで購入したカングラブラックティーに、歯にいいクローブ、カルダモン、シナモンを加えました。

スパイスの香りが部屋中に広がります。

お好みでアガベシロップや蜂蜜を入れて。


歯にいいお菓子とカルダモンティー_a0396684_23443138.jpg


カルダモン

消化器官の不調を改善し、胃液の分泌を促し消化を助ける。また、口臭予防にもなると言われています。

発汗作用もあるため、風邪の引き始めにも良いとされています。


シナモン

抗菌作用や消化促進、血行改善、毛細血管の保護、生活習慣病の予防にも効果的だと言われています。

また、殺菌作用や解熱作用があるため風邪の予防や改善にも良いとされています。


クローブ

消化促進、冷えによる腹痛の緩和、ニキビなどの肌荒れや心臓病、糖尿病、口臭改善、また殺菌・鎮痛作用があるため歯痛にも良いとされています。



口の中は食べ物が1番最初に入り分解される場所。

だからこそ口の中の状態は身体全体に影響します。

歯にいい食事、お菓子。

これからはcafe ASTRALISでもこにし歯科医院とタイアップして、美味しいだけでなく、歯や身体が喜ぶ食べ物を提供していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします🌏💫


# by iafdental_z18 | 2020-01-25 15:30

1月25日の旧正月。
こにし歯科医院2階のオーラルヒーリングスペースIAFにて、
第一回目の「歯と体と心のお話会」が行われました。

「歯と身体と心のお話会」_a0396684_23452432.jpg

「歯と身体と心のお話会」_a0396684_23451599.jpg



多くの人が軽んじて考えてしまいがちな歯、口腔。

でも実は、歯や口腔というのは肉体的にも精神的にも身体全体と密接に関わっています。

それを知った上で、自分の舌の置く位置や呼吸、姿勢などの癖を知ること、

そして自分に合ったオーラルケアを実践していくことが大切です。



「歯と身体と心のお話会」_a0396684_23443138.jpg

「歯と身体と心のお話会」_a0396684_23444433.jpg



歯科医院というのは虫歯を治療する時だけに行くという方が大半だと思いますが、

口の中の自分の普段の癖を知ることや、

自分に合ったオーラルケアを教えてもらうこと、

自分では普段磨けていない部分を認識してお手入れしてもらう、

口腔メンテナンス、オーラルケアマッサージを受ける、、など、

歯科医院というのは虫歯のためだけでなく、自分を知る為に、自分を大事にする為に存在しています。


また、歯科医師はもちろんですが、患者さん側も治療をされるがままに受けるのではなく、わからないことや疑問に思ったことを質問したり、自分から治す意識で治療に向き合うことが、1番の治療法なのです。


今年から毎月開催するこのお話会。

密接に繋がり影響を及ぼし合っている、歯と身体、そして心。

その目に見えない働きを意識して知ろうとすることで、私たちはより意識的に私たちの身体を大切にすることができるのです。

歯のみに着眼点を置くことなく、身体のリラックスや心の解放、トータル的な意味での新しい一歩を踏み出していけるような、お話会です。

歯に悩みやコンプレックスがある方、歯と心の繋がりに興味のある方、自分の歯を大切にしていきたいと考えている方、どなたでも大丈夫です。

お気軽にお声かけください。


「歯と身体と心のお話会」_a0396684_23450560.jpg


♢3月は院長自身が北インドへ赴き、身体を通してチベット医学を体験し、学び、今後のこにし歯科医院で活かしていきたいと考えています。

そのため、2月3月は「歯と身体と心のお話会」をお休みさせていただきます。

次回は4月のインド帰国後に行う予定です。

よろしくお願いいたします。




# by iafdental_z18 | 2020-01-25 15:00